小金沢連峰前衛 聖武連山 (542m) 2011年1月16日

所要時間 6:35 車−−7:06 聖武連山 7:10−−7:26車

概要
 山頂南南西尾根を往復。山頂にあるTV中継所への電源供給用電線沿いに踏跡あり。山頂にはTV中継所と三角点があるはずだが、新設された地デジアンテナで撤去されたのか三角点は発見できなかった。展望は南〜西側で良好

 今週末は土曜は出勤日で休日は日曜のみ。あまり無理すると月曜日の仕事に支障が出るので軽い山を考えた。近場だと山名事典記載の山しか残っていないが、その中で短時間で登れる山を組み合わせて適度な運動時間に調整することにする。上野原ICからほど近い聖武連山と要害山辺りなら適当と判断、会社で地形図を印刷しておいた。

 日曜は全国的に冷え込んで車のフロントガラスが霜でびっしり覆われているかと思いきや、風がある影響か全く凍りついていなくて霜取りの手間が省けた。上野原ICで降りて路面凍結が心配だったが意外に大丈夫であった。まだ周囲が暗くて鶴川左岸に渡る分岐を越えてしまい椿集落まで達し、小菅村の案内看板のある橋を渡ったところで下流に向かう道に入り下っていく。道が広がってトンネルを抜けたところでゴルフ場に向かう道が合流、これで現在地が確定したのでUターンして少しでも標高を上げて山頂への距離も詰めておく。2つ目の橋を渡ったところで崖側に駐車余地があったので車を置いて斜面にとりつくことにする。山頂はおよそ北北東だ。このエリアでこの標高だから籔の心配はなく、どこからでも登れるだろう。

路肩が広がったここに駐車 籔に覆われた旧道に入る
小さな谷から右の尾根に取り付く 小尾根を登る
尾根上に明瞭な道が出現 廃屋

 籔に覆われた旧道らしい道路を僅かに歩いて谷筋から右手の植林の尾根に取り付く。樹林に入るとまだ暗いがライト無しでどうにか歩ける程度だ。急な尾根を僅かに上がると明瞭な道が右手から尾根に合流、このまま山頂まで道があるのだろうか。明らかに手入れされた道を上がると左右に廃屋登場、地形図にある斜面途中の建物マークの正体らしい。この先で刈り払いは終了するが道はまだ続いており、尾根上には電柱が立って電力線が通っていた。道は廃道状態だが掘のように凹んでいて以前はそれなりに歩かれていたようだ。ちょっとの区間は篠竹?の藪状態だが道は続く。帰りに歩いたら東側の杉植林の中に竹藪を迂回する踏跡ができていた。

短い区間だけ竹藪登場。右にう回路あり 再び明瞭な道
電線に沿って登る 上部の道はこのレベル

 竹藪が終わると道は明瞭になり歩きやすくなる。登るに従って尾根が不明瞭になり下りがイヤらしいが、これだけ道が明瞭なら心配無し。落葉樹が混じった明るい植林が続く。この道は登山道ではなく地形図で山頂に書かれた電波塔マークの電源供給用電線のメンテナンス用だろう。

東西の稜線に達する 東に下る踏跡
聖武連山山頂。NHKの地デジ中継局が占拠 聖武連山から見た上野原市街方面

 最後は傾斜がきつくなり、東西の大きな尾根に乗り、東に下る尾根上にも踏跡がった。ここはもう山頂直下で、僅かに西に移動するとUHF TV中継所の建つ聖武連山山頂に到着。地形図を見ると電波塔マークのすぐ東側の最高点に三角点マークがあるが、最高点は新しく建造されたと思われる地デジ用中継局に占拠されており、三角点は撤去されてしまったようだ。周辺を捜したが見つからなかった。その工事に伴い山頂付近の木が伐採されたようで地面には聖武連山の手製山頂標識が落ちていた。伐採されたおかげで南〜西の展望が開けているが、いかんせん周囲の山より標高が低いので遠くの山は見えない。

 下山も同じルートを戻る。
 

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